オムツを使用している
準備する道具
オムツ交換は他のトイレ介助とは少し違ったスキルが求められます。まず、準備する道具としては「エプロン」「使い捨て手袋」「洗浄用のお湯と石けん」「清拭用のタオル」「ティッシュ・トイレットペーパー」「替えのオムツ」「塗り薬や保湿クリーム(必要に応じて)」です。洗浄用のお湯は人肌にしておきましょう。清拭用のタオルもお湯やレンジで温めておく必要があります。また、トイレ介助をする際には窓やカーテンが開いていないか確認し、室温調整をしておきましょう。
オムツ交換の手順
オムツ交換をしやすいように体位変換を行います。スムーズに体位交換ができるように、腕を組んでもらうように声がけしましょう。事前に新しいオムツを広げておきますが、その際に尿パッド部分をギャザーの中に入れ込んでおくようにしてください。汚れたオムツを外す際は必ず「外しますね」などと声がけをしましょう。新しいオムツをセットしたら横向きになってもらい、陰部の洗浄と清拭を行います。細菌が尿道に入らないように上から下へとお湯を流して汚れを落とすようにしてください。汚れが残っていると尿路感染症を引き起こす恐れがあります。皮膚の状態や褥瘡の確認も忘れずに行いましょう。必要に応じ、洗浄・清拭後に塗り薬や保湿クリームを塗布します。
洗浄・清拭が終わったらパッドを取って古いオムツを丸め込みます。その際、汚れが付かないように手袋を外してください。そして、古いオムツとお尻の間に新しいオムツを入れ込みます。利用者の身体を反対側に体位変換し、古いオムツを取り出した後は新聞紙の上に置いておきます。お尻の下に入れ込んでいた新しいオムツの形を整え、今度は仰向けに体位変換して足をのばしてもらいます。取り付けやすいように若干足を広げてもらい、中のパッドがズレていないかなどを確認しながら装着します。装着部分に圧迫感がないかを確認しながら進めてください。ウエスト部分は指一本入るくらいの余裕を持たせて装着するのが一般的です。
オムツ交換が終わったら衣類の更衣介助、室温調整などをして元の状態に戻します。古いオムツは新聞紙やビニール袋に包んで破棄します。
オムツ交換の注意点
便には多くの細菌が含まれているため、しっかり洗浄・清拭しなければなりません。特に女性の場合は尿道側からおしり側へと拭くように意識しましょう。また、皮膚の状態を観察することを忘れてはいけません。もし異常があった場合には速やかに報告しましょう。そして何よりも、適時声かけを怠らないようにしてください。いきなりオムツを外したりお湯をかけたら利用者は驚いてしまいます。
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